(15)グローバルなマネーロンダリング

キャサリン:これは "赤いボタン”と呼ばれる話です。私の名前をインターネットで検索すると、この話の元記事が出てきます。これは2000年に、私が医療従事者から "組織犯罪とお金の仕組み"という講演を依頼された時の話で、その後、この講演は "初心者向け麻薬ドル"という、非常に有名な記事になったのですが、これは、ワシントンとウォールストリートで組織犯罪が交錯する様子を、軽快な文章で説明したものです。私のオンライン著書には "ディラン・リードと貴族たちの株式利益"というケーススタディがあります。これは、ビジネススクールのケーススタディのように、違法なキャッシュフローとウォール街、そしてワシントンとの交わりを明らかにしたものです。その講演で、1998年に起きた "ダーク・アライアンス"の告発に関する議会証言について話した当時、私は聴聞会を取材する記者の調査を手伝っており、100人が集まっている会場で、司法省の報道官が彼女に語った内容について説明しました。それは、この団体が年1回開催するカンファレンス(協議会)であり、テーマは “我々の社会を精神的に進化させる方法について”でした。つまりこれは、社会の精神的向上にコミットした熱心な人々の集まりだったのです。私は、その自分が手伝っていた記者に、司法省の報道官が「米国の経済が年間5000億~1兆ドルの違法資金を洗浄している」と述べた事実を説明しました。これは麻薬取引、金融詐欺、人身売買など、違法な資金のすべてを指し、その額は現在、とても大きくなっています。彼は「米国の経済と金融システムが、資金洗浄において世界一だ」と説明しました。そこで私は、この精神的に進化した素晴らしいグループに「もしアメリカが資金洗浄世界一でなくなった場合、何が起こるでしょう?」と尋ねました。すると彼らは「お金はニューヨーク証券取引所からシンガポールやチューリッヒやロンドンに流れるでしょう。そしたら、私たちは政府の赤字を賄うのに苦労するかもしれません。なぜなら、現在私たちは、資金の半分以上を借りているからです。そうなれば、税金が上がったり、政府の支給金が止まったりするかもしれません」と答えました。そこで私は、彼らに次のように質問しました:「では、この演壇の上に、それを押せば、あなたの町や郡や州での資金洗浄を明日から完全に停止できる赤いボタンがあるとします。あなたなら押しますか?…まあ、その資金は蓄積された資本に属しているので、もし押してしまえば、年間5000億~1兆ドルの汚れた資金を支配する人たちが怒りますけどね」さて、この、社会の精神的な進化にコミットしている意識高い系の人々100人の中で「赤いボタンを押します」と答えた人は何人いると思いますか?

タッカー:わかりません。

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